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福岡出張のお知らせ(平成20年11月)
毎月1回、福岡出張セラピーを行っています。

11月の福岡出張は以下の予定です。

日 時 : 11月11日(火)、12日(水)、13日(木)

場 所 : 地下鉄天神駅周辺(詳しいことは電話等にてお問い合わせください)

分析料 : 10000円 (プラス交通費2000円)

福岡近郊で分析を希望される方、おられましたらご連絡ください。

ひきこもり等により、外出が困難な場合は、お宅への出張セラピーを行います。

遠方への出張であるため、福岡でのクライアントの方には分析料プラス2000円の交通費の負担をお願いしています。


同時に、子育て相談室(旧名称 母親教室)・インテグレター養成講座も開いています。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へお問い合わせください。

℡ 077-500-0479 携帯℡ 090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)


子育て(日常の接し方・不登校・ひきこもり・非行など)の悩み、疑問等ご相談ください。

うつ、各種神経症、恐怖症、依存症等一人で悩まずご相談ください。

ラカン精神科学研究所のホームページ

不登校・ひきこもりに悩む方々へのページもご覧ください
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by lacan_msl | 2008-10-31 07:22 | 出張セラピー | Comments(0)
インテグレーター養成講座の日程のお知らせ(平成20年11月)
インテグレーター(分析家)を養成する理論をテキストをもとに講義する講座です。

インテグレーターを目指す方はもちろん、分析理論を本格的に学びたいという方のためのものです。
開催場所:ラカン精神科学研究所(駐車場あり、滋賀県大津市唐崎、JR京都駅から15分)。
依頼があればクライアントの御自宅や最寄の駅周辺の施設
(ホテルのロビー、ファミレス)等へ出張が可能です(交通費別途)。
現在、京阪神(京都市、大阪市、神戸市)福岡県福岡市(月1回3日間程度)等へ出張しております。


参加費:10.000円(1回1単元:3時間 完全予約制)

滋賀県大津市 11月5日    ラカン精神科学研究所 10:00-13:00

福岡県福岡市 11月13日   福岡市中央区天神界隈 12:30-15:30

詳しいことは、電話・メールにてお問い合わせください。

℡ 077-500-0479(11月16日以降は 077-558-8766 に変更) 携帯℡ 090-7357-4540

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by lacan_msl | 2008-10-31 07:21 | 教室・講座のお知らせ | Comments(0)
京都 子育て相談室の追加日程のお知らせ(平成20年11月)
11月は6日(木)ともう1回京都で子育て相談室をひらきます。

日 時 : 11月17日(月) 10:30-12:30

場 所 : 京都府京都市 JR京都駅周辺  

参加費 : 1,000円(1回:2時間 完全予約制)

日々子育てするなかでの疑問、悩みなどQ&Aしながらアドバイスします。

今、子どもさんに何らかの問題があっても、なくても、安心して自信を持って、楽しく子育て出来るようにと願いつつ、相談室を毎月開いています。

オールOK!子育て法(発達論)に基づき、どう対応すればいいか、なぜそうなのかを納得いくように説明します。

お子さんの年齢に制限はありません。もちろんお父さんの参加も歓迎です。

個人分析の依頼があればクライアントの御自宅や最寄の駅周辺の施設(ホテルのロビー、ファミレス)等へ出張が可能です(交通費別途)。
現在、京阪神(京都市、大阪市、神戸市)福岡県福岡市(月1回3日間)等へ出張しております。
また、2名以上のグループであれば、出張子育て相談室も行っています。

興味・関心のある方、参加希望の方は下記へご連絡ください。

電話:077-500-0479 (11月16日以降は 077-558-8766 に変更)

携帯:090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。

子育て(日常の接し方・不登校・ひきこもり・非行など)の悩み、疑問等ご相談ください。


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by lacan_msl | 2008-10-31 07:20 | 教室・講座のお知らせ | Comments(0)
金谷氏今月のメッセージ (平成20年10月)
(以下は分析家仲間の金谷氏のHPにある金谷氏の今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。)

 インテグレーター(精神分析家)を目指す有志のみで研修旅行を試みた。

 心理学の理論だけを学ぶのではなく、広く見識を持つ為に外の世界に学びを広げたいと思っていた時に出雲出身の私のクライアントの方から「出雲国神仏霊場巡拝」と言うものを紹介してくれた。
 こころの世界を学ぶものとして、古来からある宗教の本質的なものと心理学は共通している点が多々ある。

 霊場は、全部で20番まであるのだが、我々の計画は1泊二日であったので全部は周る事は出来ないので、とりあえず周れる限りで1番から8番まで行く事ができた。
 何気ない思いつきで計画したこの出雲旅行にとても大きなドラマが待っていました。

 恩師と出会って20年、分析を仕事として始めてから12年になり、自信も出来クライアントもそれぞれ自分の道を見つけて、独自に歩み始めている人もいて、何も問題なくとても幸福な人生を獲得した。
 自分の中で何も言うことが無いはず、が、すっきりしない日々が続いていた。この旅行がひょっとしてそれを解決してくれるのではと思い、自分なりに心して向いました。

 まず、晴天で10月なのに暑い日で天候に恵まれすばらしいスタートで幕開け。
 最初に訪れた出雲大社、今は60年に一度の遷宮の時期で仮殿になっていましたが、この一度に巡り合う事が出来た幸運、次の60年は到底無理と思った時、今のこの時に出会えた我身に言い知れぬ喜びを一人感じていた。
 3番に訪れた「一畑薬師」、ここは「目の御薬師様」として全国的に知られている。
 創開は平安時代で、漁師の与市が日本海から引き上げた薬師如来がご本尊としてまつられている。
この与市の母親は目が悪るかったが、目が開いたと言うことと戦国の世に小さな幼児が助かったことから「目のやくし」「子供の無事成長の仏様」として信仰されている。
 私にはどうしても「母の目が開いたら、子供が無事に育つ!」としか聞こえなかった。
 到着した日はここまで。4番目の佐太神社に行く予定だったが、少し疲れ気味だったので次の日朝に行く事にした。これがすごい出会いになる事など分からなかった。

 「佐太神社」「さだ」とは岬の意味で、佐多岬などの地名に見られる。この地を次の日の朝一番に訪れお参りさせて頂きそのまま帰ろうとした時、そこの神職の方に呼び止められ「お急ぎでなければここの説明をさせて下さい」と言ってくださった。

 「ここの神様は人間のように生まれて死んでお墓に入る」と言う面白い表現をする神社なのですが、お寺の様でもある。
 見れば入り口が鳥居ではなくお寺の山門のようになって神仏混淆の築りになっていた。
 そして本殿の後ろには、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の陵墓である比婆山の神陵を遷し祀っている「伊弉冉社」がある。この伊弉冉尊はここに古く伝わるある伝説がある。
 伊弉冉尊は八百萬の神々を誕生させたが、最後に火之迦具土神(ほのかぐつちかみ)と言う火之神を産んだ事により陰部を火傷しこれが元で亡くなってしまった。

 ここが面白い伝説であるが、実は10月に神々が出雲の国に集まってくるのは、亡くなった母である伊弉冉尊に会いに来るのである。10月は命日だからと言う。実に面白い話で神々もやはり母親に対する思慕の念があると言う。

 我々の理論も母親を中心に心も体も作られる。国もそういう事で作られた。命をかけて産み育てていく母親の偉大さがこの伝説になったのではなかろうか。

 次に語られた事は、出雲の神は大和の神に攻め込まれた時、潔く国を譲り自分達は闇の世界を統一して行くと宣言した。大和の神達は、やはり祟りや災いを恐れあの伝説のお社を作らせたと言う。

 ここで感動したのは、明るい表の世界が平和に過ごせるのは闇の世界が安定しているからだと言う。出雲の神々はその表の平和を守らんが為、闇の統一に力を注いだと言う。ここが我々と共通すると思った。

 精神分析は、無意識即ち闇の世界を浄化する役割である。

 自分は分析家になると決めたが、今一つすっきりしなかったのは徹底的にその役割に徹すると言う決定をしていなかった事に気付いた。「生涯分析家」絶対に表舞台に出る事はない。

 幸せになっていく人々を裏から支える「闇の帝王」になり表の世界を平和に明るくする事が自分の役割だと気付かされた。

 まだまだ多くの収穫がありましたが、全てを語るには紙面が足りません。

 ただ言える事は、母の力の偉大さに感服し新めて母子関係の理論を伝えて行かなければいけないと決意し精神分析が今この世界に絶対必要であると言うことです。

金谷精神療法研究所

所長 真理攫取


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by lacan_msl | 2008-10-27 22:23 | 金谷氏の今月のメッセージ | Comments(0)
分析家の独り言 152 ( 鹿児島にて)
福岡出張の途中、10月25日(土)、26日(日)の二日間、鹿児島蒲生町へ行った。

蒲生八幡神社にある、樹齢1500年という大楠の木を見てきた。

その大きさ、雄大さはさすが1500年の歴史を感じる。

この木は、1500年にわたり、この世を見てきたのか、。

どんな思いで見てきたのだろう・・・と思う。

話は変わるが、今回鹿児島蒲生町に行ったのは、バスケットボールのゴールデンシニア大会出場のためでもあった。

バスケを楽しむ今年50歳になる女性から出場資格があり、日本全国から32チームが参加した。

この大会は生涯スポーツとしてバスケットボールを愛好する女性に呼びかけ、交流の場を提供し、楽しむバスケットボールを通じてその魅力を次世代に継承することと健康意識の高揚を目的として開催されている。(ウィキペディアより)

25日の夜には、霧島ロイヤルホテルで懇親会が開かれた。

飲めや歌えの宴会、女性のパワーはすごい!と思った。

私は今年初参加であるが、長くなると全国に知り合いができ、一年に一度会えることが楽しみでもあるようだ。

ゴールデンシニアデビュー戦となった今大会は、一勝一敗という成績であった。

頑張れた部分と足りなかった部分(これからの課題)の両方があり、まだまだこれから練習してうまくなっていきたい。

人生の楽しみ方はいろいろある。

私もこの年になってまたバスケが楽しめること、勝った負けたとワイワイいえる仲間がいることが私の財産の一つだと思う。

やはり、人は人の中にいてこそ人間。

その対人関係に悩む人々がまた多いことを、この分析を通して感じる。

来年は北海道で、この大会が開催される。

また仲間と共に参加し、汗を流し、交流を深めたいと思う。


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by lacan_msl | 2008-10-27 22:17 | 分析家の独り言 | Comments(0)
分析家の独り言 151 (遅れてきた思春期)
ふと思いだしたことがある。

もう何年も前のこと。

30歳代の既婚の女性が暴れるということで、初回夫婦そろって分析に来られた。

物を投げたり、包丁を振り回したり、マンションの窓から飛び降りようとしたりする。

それを夫一人では止めきれず、警察を呼ぶこともある。

夫の些細な言葉にひっかかり、彼女(30歳代女性)はそれを自分でも制御できない。

ある夜、「また妻が暴れているので、家に来て欲しい」と電話が入った。

多分もう夜11時を過ぎていたと思う。

とりあえずかけつけた。

騒ぎは一応おさまってはいたが、彼女の両親が来ていた。

彼女は母親に向かって、文句を言う。

しかし母親は何をいっているのという態度でとりあわない。

いきなりコップのお茶を母親にかけ、飛びかかろうとする彼女を私が抱き止めた。

思えば、私の手を振りほどこうとすればできただろうに、彼女はそうはせず「助けて!」「助けて!」と泣いた。

それでも母親は反応しない。

私は思わず「あんたはそれでも母親か」「娘が助けてといっているのに何もしないのか」と叫んだ。

それでも母親の冷ややかな目。

夜中2時頃だったろうか、クライアントの家を彼女の両親と一緒に出た。

玄関まで歩く途中、娘を受け入れてやって欲しいと私は言ったが、母親は「今のあの子を抱きとめることはできない」と言った。

母親の求める、いい子からは外れた娘を認められないということだ。

現象から言えば、これは家庭内暴力。

家庭内暴力は、思春期の子どもがすること。

それが結婚もした30歳代に出てくるとは =“遅れてきた思春期”である。

本来出すべき思春期に出せなくて、持ち越した分厄介である。

他の例では、同じように30歳代の男性だが、それまで社会適応し働いていたが、突然仕事をやめて家にひきこもり、暴れだしたというのもある。

親は手に負えず、どこか病院なり施設へでも入れたいと言った。

分析はそれをすすめない。

彼の行動の意味を知り、親のもとで世話をし、30歳であっても育てなおしをすることをすすめるが、なかなか理解してはもらえないが現状である。

いくつになっても、心に整理のつかないこと(愛を憎しみ)は残り、その人の人生に様々なかたちで影を落とす。


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by lacan_msl | 2008-10-21 14:40 | 分析家の独り言 | Comments(0)
分析家の独り言 150 (育てなおし)
子どもにオールOKをしてもらうと、これまで子どもに欠けることが多いほど、子どもからいろんな要求が出てくる。

家族のいつものサイクルとは違う時間にご飯を作ってと言われたりする。

それが朝早くであったり、夜中であったりすることもある。

突然買い物につれて行けとか、○○を買って来てといわれることもある。

どこどこへ送っていって、迎えに来てということもある。

そうして親を振り回す。

それにオールOKで応えてくださいという。

対応する親御さんは、もちろん大変である。

と同時に不安になる。

本当にこのまま子どもの要求に応えていいのだろうか、わがままになって、どこまでも要求されるのではないか・・・と。

子どもが親を振り回すということは、親を信頼し始めた証である。

信頼のない人に、ものを頼んだり、甘えたりはしない。

オールOKすることで、子どもとの信頼をもう一度築きなおす。

これまで育ててくる間には、親が支配的で、子どもに「ああしなさい」「こうしなさい」と命令指示してきた。

そのことによって、子どもの主体性を奪ってきた。

親は子どものためと思って言ってきたこともあるだろうが、それは子どもには押し付けでしかない。

真に子どものためというならば、命令指示ではなく、怒るのでもなく、子どもの意向をまず聞いてやることだろう。

どうしたいのか、何が好きで、何が嫌なのか等を。

そういうコミュニケーションをとらず、ただ良いの悪いのといわれても、子どもは納得いかない。

それでも子どもはけなげで、親の顔色をみて、親の言うことを聞こうとする。

子どもは“よるべなき”存在とフロイトはいう。

この“よるべなき”存在である子どもは、親の保護・庇護を必要とする、それなくしては生きられない。

だから、自分の想いを伝え、言うことをきいてもらうことは良いことであり、当然の権利である。

ところが「わがままを言ってはいけない」「迷惑をかけてはいけない」と、親に気を使う。

子どもが人を思いやり、気を使うのは、まず親から思いやりをかけられ、そのなかにドップリ浸かってからのこと。

そうして与えられた子は、人に与えられる人になる。

わがままにしているのではなく、受け入れることで、自信や自己肯定感、健康な自己愛を育てる、これを育てなおしという。

これにより様々な問題を呈した子どもが、息を吹き返し、いきいきと自分を生き出す。

その最初のサインの一つが、親を振り回すという形で表れる。


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by lacan_msl | 2008-10-19 09:27 | 分析家の独り言 | Comments(0)
分析家の独り言 149 (言えることは癒えること)
人は皆、自分の言いたいことが言えないで病んでいく。

子ども時代、親に「あれがしたい」「これが欲しい」「それは嫌だ」・・・と、本当の気持ち、欲望を語れたらいいのだが。

いつも親から、「ダメ」という言葉が返ってくるため、子どもは「どうせ言ってもだめだ」と、あきらめていく。

親や、家族の争いをみてきたために、仲裁役や、その中で自分がどう立ち回るのがいいのかを考えて動く、すると当然自分の言いたいことは言えなくなる。

親は無意識に、自分の言うことを聞かなければ見捨てるぞ、というメッセージを発する。

子どもは敏感にそれを汲み取り、自分の言いたいことを抑えて親に嫌われないような言動をする。

そういった人との付合い方を子どもの頃から身につけてしまうと、その後の人間関係がギクシャクする。

人の顔色を見て、人に嫌われないように、人に合わせたりする。

しかしそれは疲れる。

人付き合いを出来るだけ避けたくなる。

あるクライアントは、人付き合いのなかで本心が言えないことがある、特にそういう人と接しなければいけないとき、そこから逃げたくなるという。

人に合わすことはしんどいので、人を避けて、できるだけ人とつきあわずに生きて来た。

そのために、人とつながる快感、心地よさを知らずに来たという。

それが今、人ととつながることの楽しさを知り、人への興味が出て来たともいう。

子ども時代にまず親との間で、言いたいことが言えることが大事である。

それができなかった人が、分析場面で分析者に語り続ける。

時に涙を流しながら。

分析家はそれを否定せず、受容と共感を持って聴き続ける。

そこに信頼が芽生え、何でも言える関係ができる。

そうして癒されつつ、分析者の言葉、解釈が少しずつクライアントの中に入っていく。

そしてクライアントは変容していく。

それにはまずは、何でも言えるようになること。

こんなことを言ったら変に思われないか、非難されないか、怒られないかと心配せずに。


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by lacan_msl | 2008-10-17 09:07 | 分析家の独り言 | Comments(0)
分析家の独り言 148 (症例:トイレ)
あるクライアント、上の子を出産した頃から緊張するとトイレに行きたくなる、という症状が始まった。

軽いものは一般の人にもあるが、彼女の場合は、出かける、乗り物に乗るとなると、症状がきつくなる。

例えば、家からバス停までの2分の間にも「トイレに行きたい」が始まり、家に戻ることも度々あるという。

当然、電車で遠出は出来ない。

それでも出かけなければならないとなると、まず特急電車には乗らず、各駅停車の普通に乗り、トイレに行きたくなったらいつでも降りられるようにする。

車で出かけるときは、出先のどこにトイレがあるかをあらかじめ調べておかなければならない。

このため普段行動するのは、自転車で行ける範囲に限られていた。

彼女自身、なぜこんなに「トイレ」「トイレ」ということになるのかわからなかったが、この症状に30年間苦しんできたという。

それが最近気付いたことがあると。

前回、京都の彼女の家から滋賀県大津市の当研究所に来る間、いつもなら途中1~2回は必ず駅のトイレに行くのだが、1度もトイレに行かずに来られたという。

自分でも「あれっ」と思った、そういえばあんなにトイレが気になって、どこへ出かけるにもそのことが頭から離れなかったのに。

まだよくはわからないが、これでどうやら30年間悩んだトイレの症状から解放されそうな気がすると。

クライアントのプライバシーがあるため、細部にまでは書けないが、そうなるにはクライアントの養育史上の様々な背景がある。

彼女自ら言う、自分の中に「(いつも)真面目に、しっかり働かなければいけない」

「人の何倍も頑張らなければ、自分は人並みではない」という想い(メッセージ)があり、それに追いたてられていた。

いつも頑張らなければならない、その彼女が唯一、一人でリラックスできる場所がトイレだった。

彼女いわく、「だってトイレに入っている人に、今すぐ仕事しろとは言わないでしょ」と。

なるほど、人は何を抱えて、どういう意味を形成しているかわからない。

しかし、それを説いていくと、こうして症状は消えていく。

しっかりしなければ、人並み以上に頑張らなければと、彼女は自分の内なる声に追い詰められ、それから逃げられる場所がトイレだったとは。

分析に触れ、自分を振り返り、過去を整理するうちここにたどり着き、どうやらこれで30年間に及ぶ症状とさよならできるようだと微笑む彼女と、それを共に喜べる分析家という仕事はやはりいいものだなと思う。

そう思う私は、長い間共感という世界とは程遠く生きてきた人間であった。

(上記の文章は、クライアント本人の承諾を得て掲載しています)


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by lacan_msl | 2008-10-14 15:45 | 分析家の独り言 | Comments(0)
大阪出張セラピーのお知らせ(平成20年11月)
◇ JR大阪駅周辺にて出張セラピーを行います。
  大阪方面で、分析、講座、相談室等希望の方おられましたら、ご連絡ください。

日時 : 11月22日(土) 

場所 : 大阪梅田駅周辺(詳しくはお問い合わせください)


また、二入以上のグループであれば、子育て相談室(母親教室)も開きます。

講座はお一人からでも開きます(ただし一人の場合は1時間)

詳しくは電話またはFAX、メール等で連絡ください。

いずれも完全予約制となっています。

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詳しくはホームページを参照ください。


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by lacan_msl | 2008-10-14 15:44 | 出張セラピー | Comments(0)