分析家の独り言 264 (2009年9月 京都子育て相談室より:家庭内暴力・ひきこもり)
昨日9月17日、京都で『子育て相談室』を開いた。

ラカン精神科学研究所のホームページをみたと、他県から新しい方の参加があった。

子ども性別・年齢、問題はそれぞれ違っていても、共通する子どもの行動やそれに対する親の悩みがあり参加された方の話が盛り上がった。

例えば、子どもの状態が悪い時に、その子がいるだけで家族の中に張り詰めた雰囲気になり、親や家族が楽しくしていると子どもが怒る。

それは、子どもの側からすると、「自分がこんなにしんどい思いをしているのにお前らよくそんな楽しそうにしていられるな」という想いがある。

それくらい荒れたりひきこもっている子は、自分自身がしんどさや不満不安を抱え、気持ちの持って行き場がなくもがいている。

と同時に、この自分のしんどさをわかって欲しい、がそれを親達は理解しようとせずに、のほほんと楽しんでいるように見えて腹が立つ。

親も他の兄弟がいて、問題の子どもだけのことをいつも考えているわけではない。

また、大変な状態だからと一日中落ち込んだり、暗い顔をしているわけにはいかない。

ただ、問題の子どもは、親が楽しそうにいていると自分のことを考えてくれていないと思う。

子どもは、人は自分を理解して欲しい、わかって欲しい。

それがない、またはそれが感じられないために、孤独感の中である者は怒り暴れ、またある者は絶望し自分の殻に閉じこもる。

荒れる子、心を閉ざして何も言わなくなった子の心をどう開くかである。

特にそこに暴力があると、それだけで親も恐さゆえ逃げの態勢に入りがちとなる。

その態度にまた子どもは怒る。

なぜなら、家庭内暴力などの行為は、子どものギリギリのサインであり、本当は自分に向かってきて欲しい、関心を向けて欲しい、わかって欲しい・・・ のだから。

そうなると、子どもに対応する親、特に母親の精神状態が問題となる。

子どもの心を開くためにオールOKすることだが、母親が暴れる子どもを恐がっていてはそれどころではない。

自分の身を捨ててでも、この子を何とかしたいというくらいの気概がないと取り組めないことかもしれない。

また、この母親を支え励まし、共に戦っていく夫(子どもの父親)の協力も不可欠であろう。

こういったことを『子育て相談室』で話し合った。

参加の親御さんたちは、いわゆる各地にある『不登校の親の会』などにも参加されたことがある。

ラカン精神科学研究所の『子育て相談室』に来られる方は、他によくある『不登校の親の会』は言いっ放しなので、時には人の話を聞いて、「うちもそうなったらどうしよう」と、かえって心配や不安になることがあったと言う。

「ここの子育て相談室は、先生がいてちゃんと答えてくれ、アドバイスしてもらえる」と言われる。

万人に合うわけではないが、そう思ってこの『子育て相談室』に価値を見出した人たちが来てくれているのだろう。

また、最初は子どもが大変で親も不安をいっぱい抱えてのスタートであるが、親が『子育て相談室』に参加し、親または子ども、もしくはその両方が分析を受けたり、『分析理論講座』を受ける人もいて、当然オールOKしていくと子どもも落ち着き変化が見えてくる。

子どもがどうにもならないのではないかというところから、光が見え始めこれで何とかなると思ってもらえると、『子育て相談室』に参加する親御さんの表情も明るくなってくる。

こういう変化や、話し合われる内容に明るいものが見えるのが、私にとっても喜びであり、やりがいを感じる。

同じ母親としても、またインテグレーター(分析家)としても、勉強になり、ありがたいと感じる時である。


何らかの子どもの問題で悩んでいる方、興味・関心のある方、参加お待ちしています。

下記へ電話はメールで連絡ください(当日でも参加できます)。

電話:077-558-8766 または 050-3767-6283

携帯:090-7357-4540

メアド:lacan_msl☆yahoo.co.jp ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパムメール対策)。


ラカン精神科学研究所のホームページ
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by lacan_msl | 2009-09-18 09:38 | 分析家の独り言 | Comments(0)
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