分析家の独り言 270 (不登校から突然の登校)
昨日、クライアントから電話があった。

「子どもが二人とも学校に行きました」という報告だった。

ここ何年か二人の子どもが不登校だったが、一人は先週の途中から、もう一人は昨日からそろって登校したという。

子どもたちの母親であるクライアントは分析を受け、オールOKをしてきた。

しかし、家で見ている限り子どもたちに変化は見られなかった。

おそらくクライアントの中では、オールOKするしかないと思ってはいても、どこかで本当に大丈夫だろうか? と疑問や迷いもあっただろう。

それでもクライアントはよく頑張った。

突然、「学校に行くと言って、ワクワクするような感じでした」「あんな子どもの様子は始めてみました」と言う。

「だから、学校に行くときは突然行きだすといったでしょ」と私が言うと、「本当にその通りでした」と答える。

「これで少しは私の言うことを信用していただけましたか」と冗談半分に言うと、「いえ、信用はしていたのですが・・・」と言われた(笑)。

学校には行かないだろうと思っていた子どもたちが突然行ったので、クライアントは面食らった様子だった。

オールOKすれば必ず結果は出る。

子どもの自我が育てば動き出すが、ただそれが何時とはいえない。

だから突然行き出すケースが多い。

子どもを外側から見ていても何の変化も無いように見えるが、オールOKしていれば子どもの中で確実に心が育っている。

私が嬉しかったのは、子どもがワクワクするような感じだったということ。

誰かに言われたのでもない、子ども自らが行こうと思った、それも嫌々学校に行ったのではなく、ワクワクしながら行ったのだ。

オールOKで目指すのは、不登校の子どもを学校に戻すことではない。

その子が自分らしく活き活きと生きることである。

それが学校であるか、それとも他の場であるかは子どもが選んで決めることである。


オールOKの話をしても、聞く耳を持たない人が多い。

しかもそれを実践する人はさらに一握りの人たちである。

子どもにオールOKすることは、上辺だけの学校に行くか行かないかを問うのではない。

子どもの心を育てなおし、元気とやる気、主体性をもって動けるようにする、根本的な対応法である。


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by lacan_msl | 2009-09-30 07:27 | 分析家の独り言 | Comments(0)
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