金谷氏今月のメッセージ (平成21年10月) 
以下は分析家仲間の真理攫取(金谷)氏のHPにある今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。

心=精神

心即ち精神と呼ぶ。

心=神と言うことになる。

 昨年から始めた「ご縁の道心の旅」出雲大社を皮切りに、第20番まである神仏霊場を巡る旅を昨年は第一番から8番までお参りさせて頂きました。

思わぬ出会いとまったく知らなかった事を初めて知る、という事が得られた有意義な旅だっだ。

今年は第9番から始まり第16番までお参りさせて頂きました。

精神分析と言う心の勉強をしている我々に「心=神」であるならば何か共通なものがあるのではと試み始めた旅ですが、やはり想像以上の収穫が得られた。

昨年の事を振り返れば、色々な事が勉強出来た。

 10月は神無月といい、全国の神様が出雲に集まる。だから出雲だけは「神有月」だという。それでは何故全国から神様が集まってくるのかと言えば、火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)を生んで亡くなった母・伊弉冉尊(いざなみのみこと)に会いに年一度の里帰りして来るのだと聞かされたときすごく納得した事を覚えている。

神様であっても母を慕うのだと、人間にあっては当たり前であると感じた。又松前藩初代藩主・松平直政公の生母月照院が祀られている月照寺に行った時、そこには初代から9代迄歴代の藩主が祀られている中に、生母の墓が一番大きかった事に驚き、ここでも母への思慕の大きさに驚き感動した。

精神分析は色々な問題の根源は親に有り、分けても母親に大きく影響されるのだと学んでいる。それが神代の昔からあったのだと分かった時、普遍的無意識の存在をまざまざと見せられた。

この貴重な事を教えてくれたのは出雲の神仏であった。

9番目大山神神社奥宮から今回の旅のスタート、非常に良い天候に恵まれ道路も車も少なく快適に走行することが出来た。何か我々の目的を受け入れて頂いているような爽快な気分で向かうことが出来た。

最初の大山神神社は大山のふもとに有り少し高台に鎮座されており、坂を上がって行かなければならない。事前に下見をしてくれていた遠藤さんという方の情報により普通の靴よりは登山靴の方が安全だと言う事で準備をして出かけた。お蔭ですんなりと上り下りも出来た。気温℃9と少し寒いと言う感覚であったが、気を引き締めるには丁度いい環境だった。

今回の旅、神仏はさることながら行った人の表現から色々と勉強になる事があった。

参加者の一人が大山神神社に参拝中靴底が取れてしまった、その場では笑い話で終わったのだが、これがとても良い勉強で・・・・・

ラカンの分析は意味より形式でとらえる。靴底が取れた意味よりもそうなった後どうなったか?やわらかいウレタンのようなものだけになり、そこに「小石」がたくさんくっついて“歩きにくい”と言った。

この表現から分析では、大地=母と定義する。 「小石」がくっつく=「小石=恋しい」
「母が恋しくてくっつきたい」になる。

昨年の旅同様、やはり母への問題が関わってきた。ラカンの分析はこのように言葉で表現できないものは、体を使って行為・行動で表していると読み取る。

又、神社の事で一つ勉強した事は地の国の出雲にあって、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の伝説が多く見られる。第14番目の八重垣神社にお参りをした。何故この名が付いたのか。素戔嗚尊が八岐大蛇(やまたのおろち)に人身御供として差し出されようとした稲田姫命を八重垣を作りその中に姫を入れて守り、勇敢に八岐大蛇と戦い退治した。

そしてめでたく二人は夫婦になったことから以後、縁結びの神様として信仰を集めている。

男は女性を命かけて守る、それが男の中の男「日本男児」であると言う事の伝説である。

私がいつもこの欄を使って書いている・母とは?男とは?と言う事だが、出雲には伝説として有る。我々の行っている事・学んでいる事は間違いないと又確信を得た。

来年は締めの年、最終は17番から20番まで何を学ばせてもらえるか今から楽しみにしている。


   所長  真理攫取

金谷精神療法研究所


ラカン精神科学研究所 のホームページもご覧ください
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by lacan_msl | 2009-10-29 09:09 | 金谷氏の今月のメッセージ | Comments(0)
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