分析家の独り言 796(インド映画『きっと、うまくいく』を観て)

クライアントに勧められて、『きっと、うまくい』(インド映画)を観ました。

3時間近くある作品ですが、いろいろなエピソードが織り込まれ楽しめました。


自分らしく生きるとは、

自分のやりたい事、好きな事を見つけて生きる事だと教えてくれます。


生まれた時から、もしくは生まれる前から親は子どもに親の欲望を押し付けます。

映画の中で、超難関ICE工大の学長は、自分の子どもにも

男ならエンジニアに、女の子なら医者になる事を決めて強います。

そのために、長男はICE大学を受験したが3度とも不合格で、

亡くなったという設定。

主人公ランチョーの親友ファルハンは、

写真家になりたいが父親が恐くて言えないで、

父の言う通りエンジニアを目指して大学に通っている。

ランチョーに背中を押されて、父にエンジニアではなく、

写真家になりたいと言います。

日本でもインドでも同じような事があるのだなと思いました。


自分の職業、なりたいもの、進む道を決めるのは自分。

そんな当たり前の事が他者(親)によって操作され、

決められる子どもの苦悩・葛藤が描かれ、

それがおかしい事だと改めて教えられます。


だから赤ちゃんの時から『オールOK』をして、子どもが自分で感じ、

子どもが考えたものを「OKです」と親は言う事。

親の価値観や考え、希望・欲望を子どもに押し付けない事。

そうして育てれば、子どもは自分のしたい事がわかります。

大人になって、「自分の好きな事がわからない」、「やりたい事が無い」

などという事にはなりません。


映画の題名である『きっと、うまくいく』は主人公ランチョーが

困難に直面した時に自分自身に言う言葉です。

「自分がなりたいものは心が教えてくれる。臆病になった時は胸に手をかざしてこの言葉を言うんだ。“"AAL IZZ WELL”(きっとうまくいく!)」


前向きな言葉で自分を励まし、プラスの方向に引っ張っていくのも大事です。

希望・夢が私達を明るい未来に導いてくれます。

そんなことを感じさせてくれる映画でした。

良ければ観てください。


           ラカン精神科学研究所 セラピスト 登張豊実


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by lacan_msl | 2017-10-01 02:31 | 分析家の独り言 | Comments(0)
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